わたしたちの 理念
私たちが 暮らす日本が、国籍・性別・年齢・障害の有無などに関わらず 自然体で暮らすことができ、
また心地よく感じる場所で あるべきだと 考えています。
私たちの前身は2017年度より始めた、たった二人の「医療通訳勉強会」でした。
それは、外国籍の住民にとって一番困ること、それが「医療機関へかかる」ことだと考えたからです。
そして、たった二人から始まったこの「勉強会」は 2018 年 4 月に
「一般社団法人 多文化共生センターながの」として法人となりました。
なぜ「多文化共生」なのか?それは、医療通訳で訪れた病院や様々生活の場面においてあからさまな
「差別」「区別」を体感したからです。
しかし、その「差別」「区別」は時として意識的ではないことも多く、「
外国人」に対して慣れていない、知識がない、などの原因によって引き起こされていることが
わかってきました。
そこで、わたしたちはここ長野県において「医療通訳者」を気軽にそして迅速かつ便利な方法で
利用できるようなシステムの構築を目指すとともに、地域にお住いの方々へ相互理解を促すような場所を
提供する活動を始めました。
私たちにの開設する無料相談窓口にはどなたでも来ていただくことができます。外国籍の方はもちろん、
国際結婚をした方、地域の区長さんや組長さん、企業の人事ご担当者様、医療関係者様、
車や住宅のセールスの方など…。
「こんなとき、どうしたらいいの?」そして、どうにかしようと思うその一歩が
「多文化共生社会」を作るのだと思います。
昨年から始めている、活動にも外国籍の方々を始め、こども連れの親御さん、シニアの方々、
高校生、大学生、それから養護学校の学生さんなど 色々な方が参加してくれています。
いつか「多文化共生」という言葉がなくなり、隣人がどこの国、あるいはどんな人であっても
当たり前にお付き合いができる社会になるのを目指して、今後も活動していきます。